血糖値計測生活 15日め、リブレをつけて糖負荷試験

こんにちは、 id:diabetes_m です。

 

面白半分でFreeStyleリブレをつけて血糖値測定をしてみたところ食後高血糖が発覚したので、この日はお医者さんで糖負荷試験を受けてきました。

正式な試験結果は来週ですが、およその結果は見えた感じがあります。

 

リブレで測定した血糖値グラフです。

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実は悪い結果が出るのが怖くて前日夜にちょっと走りました。効果があって(?)朝はちょっと低血糖ぎみです。7時起床で、だいたい起床するとなにも食べなくても少し血糖値が上がります。

 

糖負荷試験

さて、緊張の糖負荷試験です。

 

試験の前に採血をして血糖値の簡易測定をしますが、リブレの数値とお医者さんの計器での数値はほぼ一致していました(リブレ83、血液測定86とかだったと思います)。少なくとも大きな血糖値変動がない状態ではリブレの数値はかなりあてになりそうです。

朝10時ごろの糖質75gというのが糖負荷試験で飲んだトレーランという甘い飲み物です。ブドウ糖75gが溶けた瓶の炭酸飲料で、喉がしみるほど甘かったです。

 

ちょっと面白いのが、飲んだ直後は血糖値が逆に下がっています。口で糖を感じるだけでインスリンが出ると聞いたことがあるのでそのせいかもしれません。面白がっている場合ではありませんが...

しかしその後はやはり順調に数値が上がり、30分後116、60分後201と大きく上がってしまいました。グラフは振り切れていますが最高値は66分後の216です。

その後グラフは盛り返し(?)、2時間後の血糖はリブレの数値で150まで下がりました。

 

さて、ここで急にITエンジニアっぽい話をします。リブレの数値は間質液という、毛細血管から血糖が浸み出した後の組織中での糖分を測っているそうです。血糖が増えてからこの間質液の糖分が増えるまでには、当然少しタイムラグがあります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4667340/

によるとこのタイムラグは9.5分、つまりだいたい10分とのことです。

たぶんリブレの本体でなんらかの未来値予測をしてこの測定遅れを補っていると思うのですが、糖負荷試験での血糖上昇のように急に起きるイベントは間質液の糖濃度からは当然予測できません。

ですので、リブレの表示はまあざっくり10分遅れているという前提で読んだほうがよさそうです。この10分を計算に入れると、ブドウ糖を飲んでから血糖が上昇カーブに入るまで10分間くらいということになります。30分血糖は147、60分血糖は205、120分血糖は146ということになります。ほぼ1時間後がピークということになります。

 

さて、もちろん最終判断は正式な検査結果を待ちますが、やはり気になるのでこの数字だとどういう診断になるのか少し調べてみました。

www.dm-town.com

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空腹時血糖は健康診断のとき94、今日も80台だったので正常型です。負荷後2時間血糖は146なので、正常型と境界型の境界ちかくですが境界型となります。つまり判定は(軽めの)境界型ということになります。

ただ、上記の注2が問題です。1時間値は210程度で、「糖尿病に悪化する危険が高い」とされる180を大きく上回っています。ピーク血糖が高いことは心筋梗塞などのリスクになるそうなのでやはり注意が必要で、境界型とみるのが妥当かなと思います。

 

あとはこの症状がインスリン分泌不足なのかインスリン抵抗性なのか、糖負荷試験の正式結果には血糖値とともにインスリン濃度も含まれるようなのでその結果を待とうとお思います。

 

昼食・夕食、やっぱり白いごはんは要注意

検査も終わったので、同僚と外にお昼ごはんを食べにでかけました。「ヘルシー系のほうがいい?」と聞かれたのですがあんまり毎回気を遣わせるのも悪いと思って「普通で」と答えて定食系のところへ。

鳥唐揚げ定食、ごはん半分と注文したのですが忘れられてごはん普通で届きました。食べ物を残すとよくない印象を受ける人もいるのであまり気が進まないのですが、ベイスンで対策して半分だけ食べました。家で食べるお茶碗よりは普通の量が多いので、半分でも米飯100g、糖質40gくらいあったと思います。唐揚げの衣もしっかりした感じで計糖質50gくらい食べてると思います。

 

ちょっと面白いのですが、このお昼ごはんを食べた後も血糖はずっと下がり、食後1時間で70くらいまで下がっています。

これまでの経験では白いごはんは少なめでも血糖が大きく上がっていたので、これは明らかに糖負荷試験の影響だと思います。たぶん遅れて大量のインスリンが出ていて、その効果が白いごはんの血糖を上げる力を上回っているということだと思います。

 

今日はまあいいか、と思って夕食も白いごはんを100gくらい食べてしまいました。ベイスンを飲んで締めにお茶漬けで食べたのですが、結果は全然違って激しく血糖が上がってしまいました...。食後にステッパー+ダンベルで計25分くらい運動したのですが、その甲斐なくピーク180くらいまで上がってしまってます。やっぱり白いごはんは要注意、とくに締めのような感じで一気に食べるのはよくないようです。

 

およそ診断結果の推測がついてしまった感じがありますが、だいたい予測した結果だったのでショックはありません。まあやっていくか、という感じです。

それより糖質制限と運動がんばりすぎて(?)体重が減ってきているので、ちょっとがんばってもう少し太らないといけません。173/60くらいだったのですが57キロ台になってきてしまいました...

 

つづく。

 

2週間の血糖値常時計測でわかった血糖値ハックまとめ

こんにちは、id:diabetes_mです。

2週間日常生活をしながら血糖値常時計測をしてわかった、食後の血糖ピークを抑えるための食べ方、運動しかたをまとめます。自分の体で試したデータなので他の人にどれだけあてはまるかはわかりません。新しい知見が得られたら随時更新しようと思います。

 

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米、麦、おかきは血糖値を急上昇させる

当然といえば当然ですが、米飯やパンは食後血糖値を急激に上げます。一度小麦粉でできたおかきを空腹時に少量食べたのですが、これもかなり急激に血糖値が上がってしまいました。

野菜から食べ始めたり、食物繊維の多い押し麦を食べたりすることで血糖値の上昇を若干抑えることができますが、とにかく食べる量には気をつける必要があります。食物繊維を摂って対策をしてもデンプンを食べる量が多ければ血糖値は大きく上がります。原則は、糖質をべる量>>食べ方の工夫です。

あと糖質メインのお菓子をおやつに食べるのは×です。クッキー1枚とかでもはっきりした血糖値スパイクが出てしまったことがあります。

野菜はたくさん、ベジファースト+三角食べ

米飯やパンの量をほどほどにすれば、食べ方の工夫である程度血糖値上昇を抑えることができるようです。

まず野菜をたくさん摂ること。でんぷん質をたくさんのおかずで薄めることで血糖値上昇がゆるやかになります。

 

食べる順序も意味があるようです。ベジファーストというのはよく言われますが、三角食べ、つまりごはんとおかずを交互に食べるのにも若干の効果がありそうです。きちんと繰り返し検証したわけではないのですが、食事前半は野菜から入り、後半はごはんとおかずをできるだけ少しずつ交互に食べることで血糖値の急激な上昇を抑えられる気がします。

果物・いも・かぼちゃは意外と大丈夫

ジュースでない果物は意外と大丈夫でした。50g程度(りんごだと1/4、みかんだと小1個または大半分)では急激な血糖上昇はありません。果物の糖類は果糖だからよくないと聞くこともありますが、血糖値の値だけで見る限り厳しく避ける必要はなさそうです。朝食に皮付きでりんごを食べるのが習慣になりました。

 

じゃがいもやかぼちゃも意外と大丈夫です。じゃがいもはGI値がかなり高いようですが、100g(糖質で15-20g)くらいのコロッケを食べてもお米のごはんより血糖上昇はゆるやかでした。米飯は重量の35%くらいが糖質のようなので、糖質の「濃さ」が低ければよいのかなと思っています。

野菜の糖質はあまり気にしなくていい

野菜類には糖質が多少含まれます。ざっくり葉物で100gあたり2-3g、だいこんやにんじんは100gあたり4-5gくらいです。たくさん食べると多少の糖質量にはなりますが、私の場合は血糖値はあまり急には上昇しません。厳しい糖質制限が必要な状態でない限りはあまり気にしなくていいのではないかと思います。

にんじんはGI値が高いから避けたほうがいいと書いてある糖質制限サイトを見たことがありますが、私が自分の体で実測した限りは普通の量(50-100g程度)を食べている限り大丈夫なようです。

 

このあたりの体験から、GI値はいまいちあてにならないのでは?という感覚を持ち始めています。普段の食生活ではGI値の測定と違って1つの食品だけ単品で食事するわけではないですし、いろいろなサイトに書かれているGI値の大小は、食品によってはあまり一貫性がないものもある気がします。

脂質をうまく摂る

血糖値が高く糖質をある程度制限していかないといけない場合、カロリーをどこから摂るかに工夫が必要になってくると思います。

私はここしばらく血糖値を気にしてごはん・パンの主食を減らし、ちょこちょこ運動をしていたところ体重が落ちてきました。今は2-3kg落ちてベスト体重くらいなのでいいのですが、今後あまり落ちるようだとかえって不健康になってしまうと思います。

実は先日の健康診断で腎機能もちょっとだけよくありませんでした。極端に高たんぱくな食事を摂ったりカロリー不足だったりするとたんぱく質が分解されてエネルギーとして使われ、老廃物が腎臓に負担をかける恐れがあります。ですので糖質を制限した分不足するカロリーの一部は脂質で補っていく必要がありそうです。

 

といっても肉の脂ばっかり食べてると明らかに不健康なので、この生活を始めてからナッツ、青魚、大豆製品をよく食べるようになりました。小腹がすいてもでんぷん質のスナックは食べられないので、おやつにナッツを重宝しています。青魚も質のいい油が多いらしいので頻繁に食べています。イワシやサバ、アジは値段もそんなに高くなくていいですね。自宅で食べる機会は少なかったのですが、魚屋さんで開いてもらってフライパンでオリーブオイルで焼いて塩で食べるだけでもとてもおいしいです。

納豆、豆腐、油揚げ、炒り豆もほぼ毎日食べています。大豆はある程度糖質もありますが血糖値的にはマイルドなようです。

あとアボカドもいいですね。私はアボカド切るの苦手ですが...

食後の血糖値上昇タイミングと運動

食事の一部としてでんぷん質を食べた場合、私の場合は食べたタイミングからおよそ30分後から90分後にかけて血糖値が大きく上がってきます。このタイミングに合わせて運動をすることで血糖値をかなり下げることができます。

運動を始めてから10分くらいで血糖値が下がり始めるので、食事の影響で血糖値が上がり始める少し前から運動を始めるのがよいです。運動をし終えてから15分くらいは血糖値を下げる効果が続くようですが、その効果が切れてもまだ消化が終わっていないと再び血糖値が上がってきてしまいます。また、あまり激しい運動をすると運動のし始めに一旦逆に血糖値が上がってしまうことがあるので、ゆるやかな運動がいいです。早足で歩くくらいの運動でも十分に血糖が下がります。

つまり、食後にゆるやかな長めの運動をするのがよく、理想は食後15分くらいから1時間程度散歩程度の運動をするのがよい、ということになります。といっても時間的になかなか大変なので、少し間をあけて15分2セットという方法もあると思います。私は夕食後15分室内で運動(リビングでステッパーとダンベルでやっています)->皿洗い->もう1セット運動したりしています。

このあたりの消化スピードは人によって違うかもしれません。自分で測定してみるとパターンが見つけられると思います。

 

 

あれこれ書きましたが、まとめは以上になります。

これはあくまで私の体で試した結果で、万人にあてはまるわけではもちろんありませんが、私と同じように空腹時血糖は正常だけど食後に血糖値が急上昇する食後高血糖(耐糖能異常)タイプの方にはある程度参考になると思います。また、糖の吸収のスピードや特性は糖代謝の症状の重さに関わらずある程度の共通性はあると思います。

 

今週じゅうには2つめのリブレセンサーをつけて、また計測生活に入ろうと思います。今は少し休憩モードを楽しんでいます(糖質は抑えてますが)。

血糖値計測生活 14日め、糖の吸収をおだやかにする薬を試す

こんにちは、id:diabetes_mです。FreeStyleリブレを使った血糖値常時計測生活14日めです。

赤の縦線は食事(糖質量は概算)、緑の縦線は運動です。

20時ごろにセンサーの使用期間(2週間)がちょうど過ぎてしまったのでグラフの記録はそこまでになっています。

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朝食: アーモンド28g(6g)、炒り豆20g(4g)、りんご1/4(4g)

10時ごろにステッパー+ダンベル15分

昼食直前にベイスン0.2mg1錠

昼食: いわし、鶏むね肉とまいたけの炒めもの、にんじんと白菜と油揚げのみそ汁、小松菜、もやし、ブロッコリー、長芋とキャベツと卵のお好み焼き風、麦飯110g(計糖質50g程度)

食後15分後からステッパー+ダンベル15分

おやつ: 午後4時ごろアーモンド28g、炒り豆10gくらい

夕食: いわし、ブロッコリー、トマト、鶏つくね、なすの煮浸し、にんじんと小松菜と油揚げのみそ汁、納豆

食後20分(3.5km)ジョギング

ミックスナッツ10gくらい

 

秘密兵器

昨日も少し触れましたが、個人輸入で処方薬のベイスン(一般名ボグリボース)を購入しました。

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注意: ベイスン(ボグリボース)は処方薬です。一部の例外を除いて処方薬の個人輸入は違法ではありませんが、当然自己責任ですし、服用にあたっては十分な注意が必要となります。私個人は副作用等のリスクを承知した上で自己責任で服用しますが、この記事を読んだ方に同様の行為を勧めるものではありません。

 

ボグリボースはα-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI, alpha glucosidase inhibitor)と呼ばれるカテゴリに含まれる薬です。食事に含まれる多糖類(主にデンプン)や二糖類(砂糖など)は小腸で単糖類(おもにブドウ糖と果糖)に分解された上で吸収され血糖値の上昇をもたらしますが、α-GIは二糖類を単糖類に分解する酵素を阻害することで糖の吸収をおだやかにします。

糖尿病 ~α-グルコシダーゼ阻害薬とインスリン抵抗性改善薬~ - 先端医療講座 - 藤元メディカルシステム

食事により摂取された炭水化物(デンプン)は、小腸においてαアミラーゼにより二糖類に分解され、さらに小腸粘膜上皮細胞の刷子縁に存在する二糖類分解酵素(α-グルコシダーゼ)により単糖類にまで分解されて吸収されます。α-GIは、このニ糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの作用を競合的に阻害することで、糖の分解・吸収を遅らせます。

α-GIには何種類かありますが、このボグリボース0.2mgは唯一耐糖能異常から2型糖尿病への悪化を防ぐ目的で保険適応となっているようです。

medical.itp.ne.jp

[ベイスン0.2mg,ベイスンOD0.2mg(ボグリボース)のみの適応症]耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制(食事療法・運動療法を十分に行っても改善されない場合のみ) 

 

もちろんお医者さんに処方してもらって使うべきなのですが、それなりに時間がかかりそうなこと、FreeStyleリブレを利用しているうちにデータを見てどの程度の効果があるのか確かめたいことが理由で処方を待たず個人輸入しています。

 

目的はおもに2つで、人とごはんを食べたりする機会で高糖質食や食後の十分な運動が難しい時に頓服的に利用することと、毎食ではなくとも糖質をある程度摂取する食生活にすることで高たんぱくに食事が偏りすぎるのを避けて腎臓をいたわることです。

 

ベイスン(ボグリボース)の効果確認

というわけで、昼食直前にベイスン0.2mg1錠を飲んだ上で、このところの低糖質食ではなく麦10割ごはん110g(糖質換算35gくらい)を食べてみました。残り物でちょっと量が多く、あわせて糖質量50g程度になっていると思います。

  • この薬を飲みはじめても、食事療法や運動療法をきちんと続けるようにしてください。

とのことで食事療法・運動療法の代わりになるものではないという理解なので、ひとまず今日は食後すこしおいてから15分運動しました。今日はちょっと留守番で外出ができないのですが、平日だと食後に散歩したくらいの運動量というイメージです。

食後の血糖値上昇はゆるやかですが、食後1時間ほどして140前後まで血糖値が上昇した後その状態が2時間ほど続きました。糖の吸収がゆっくりになる分、血糖値が上がった状態が長く続くようです。12時にごはんを食べて、3時ごろになっても血糖値が140弱くらいと高めだったので15分運動して血糖値を下げました。

 

ということで、効果は確かにあるようですが思ったより効き目はゆるやかです。麦10割ごはんを小さいお茶碗に軽く1杯くらいでこの血糖上昇だったので、この薬を飲んだからといって麺類や丼ものを食べても平気、というわけにはいかなさそうです。人と会っているときは自分のペースで食後の運動するのも難しいですし、どうしても高糖質食を食べないといけないときに飲むとしても少し影響を和らげる程度の効き目になりそうです。 

 

 センサー使用期限終了 

今日が14日めで、センサーを装着してから2週間が過ぎました。夕食後、時間が過ぎた時点でセンサーは使えなくなりリーダーを近づけても「センサーを交換してください」というメッセージが出るようになります。

 

センサーはもう1つ買ってあります。今週の金曜日に糖負荷試験を予定していてその様子をリブレでも記録したいのでそれまでには2個めのセンサーをつけようと思いますが、ひとまず1,2日センサーをつけずに暮らしてみようと思います。

血糖値の上がり方が見えないぶん食生活は慎重に行くことになると思いますが、ちょっと数字を気にしすぎて疲れた感じもあるので少し休憩します...

 

明日あたり、この2週間のデータから学んだ血糖値ハックを一旦まとめてみようと思います。

 

つづく。

血糖値計測生活13日め、人と外食は大変

こんにちは、id:diabetes_mです。FreeStyleリブレを使った血糖値常時測定13日めです。今日のチャレンジはグループでの外食です。

 

13日めの血糖値変動グラフです。赤の縦線は食事(糖質量は概算)、緑の縦線は運動です。

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朝食: アーモンド28g(6g)、炒り豆20g(4g)、りんご1/4(8g)

昼食: さば塩焼き、ポテトサラダ、のりのみそ汁、マンゴープリン (定食ごはんなし)

おやつ: チョコレート少し

夕食: 長芋とキャベツと卵のお好み焼き風(粉なし)、煮豆、いわし、ぶり刺身、鳥むね肉、まいたけ、トマト、ブロッコリー、小松菜、もやし、切干し大根、白菜とにんじんと油揚げのみそ汁

夕食後ステッパー+ダンベルで10分運動

 

朝食は炭水化物なしで安定です。りんごを少し増やして1/4(60gくらい)食べるようになっていますが、りんごの糖質は全く問題なくて血糖値ピークは120台におさまっています。アーモンド・炒り豆・りんごの組み合わせで腹持ちもよくて、昼までにお腹がすいてたまらないということもありません。カロリー的には250-300カロリーくらい食べていることになるので食パン1枚とかより量食べてる計算です。

食卓に薄型のデジタルはかりを置きっぱなしにしています。皿をのせてからスイッチを入れるとその後にのせた食べ物の重さだけがさっと計れて便利です。豆20gとかは一応毎日計ってやっています、あんまりこだわる必要もないんですけどなんとなく。

 

人と会う予定があって昼前に外出しました。外に出て多少でも歩くと血糖値が下がりやすい感じがします。

問題は外食です。よほど親しい相手じゃないと「実は血糖値が...」とかあまり言いたくないですし、グループでごはんを食べにいくのに「低糖質が食べたい」とか言って気を遣わせたくありません。お昼どこ行こうかみんなで相談している間、まあなるようになるかと思って特に主張せずにいました。

結局行ったのは磯丸水産、24時間営業の居酒屋で和食ランチメニューがある感じのところです。メニューを見てみるとランチは海鮮丼か定食系、私はサバ塩焼き定食ごはん抜きにしたのですが私以外はみんな海鮮丼系で、魚焼いてる分私のが出てくるのが遅くてちょっとだけ気まずい思いをしました。丼もののごはんを全食いする気にはちょっとなれなかったです。

定食にはポテトサラダとマンゴープリンの小さいのがついてたのですが、こういうものを食べるのはそんなに問題なくて、血糖値はセーフです。

 

今日は結果的に大丈夫でしたが、もしカレー屋とかラーメン屋とかに行くことになってたら完全にアウトですね。

 

午後はお菓子をつまみながらみんなで話す感じでした。スナック類には手を出しませんでしたがチョコの小さいパックをもらったのでこれはゆっくり食べてみました。たぶん10gくらいです。これも特に大丈夫だったようです。

 

夕方家に帰って夕食は自宅で。依然ご飯なしです。残り物があれこれあって少し食べ過ぎました。粉なしで長芋だけのお好み焼きを頂いたのですが、ソースをかけて食べると全然違和感がないです。いい低糖質メニューです。

 

食後やや血糖値が上がってきたので10分だけ室内で運動しました。足踏み運動するステッパーは前から持ってたのですが、ちょっと負荷が足りない感じだったので最近1kmのダンベルを2つ買って両手に持ってやっています。手軽にできて食後にあまり時間をかけずに血糖値が調整できるのですごくいいです。走りに外に出るとかジムに行くとかだとどうしても時間がかかってしまうので、10分運動するのに10分だけ時間を使えばいいという方法を見つけておくと日常で血糖コントロールがしやすくなると思います。着替えなくていいウォーキングとか階段登りとかもそうですね。

 

秘密兵器...

 

夜、通販で頼んでおいた秘密兵器が届きました。

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自己判断で使うのはあまり人には勧められない、自己責任的な感じです。

糖尿病 ~α-グルコシダーゼ阻害薬とインスリン抵抗性改善薬~ - 先端医療講座 - 藤元メディカルシステム

食事により摂取された炭水化物(デンプン)は、小腸においてαアミラーゼにより二糖類に分解され、さらに小腸粘膜上皮細胞の刷子縁に存在する二糖類分解酵素(α-グルコシダーゼ)により単糖類にまで分解されて吸収されます。α-GIは、このニ糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの作用を競合的に阻害することで、糖の分解・吸収を遅らせます。

というお薬です。

 

まだ働き盛りの年齢なので(?)、人と会って楽しくお話するのも大事です。今日のように、人を食事に誘ったり誘われたりするときにあまりややこしいことを言って気を悪くさせたくないこともあります。そんなふうにどうしても高糖質食が避けられないときのための逃げ道として試してみようと思います。

 

作用機構を考えると消化を遅らせる食物繊維(難消化性デキストリンとか)、牛乳(=油分)と組み合わせるとより血糖値上昇がゆるやかになりそうな気がします。

ここ数日のように低糖質食を食べている分には必要ないので毎食飲むつもりはないですが、近いうちにどの程度効果が出るのかいざというときのために試しておこうと思います。

 

つづく。

血糖値計測生活 12日め、クッキー1枚で...

こんにちは、id:diabetes_mです。FreeStyleリブレを使った血糖値常時計測生活12日めです。

12日目の血糖値変動

12日めの血糖値変動グラフです。赤の縦線は食事(糖質量は概算)、緑の縦線は運動です。

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朝食: アーモンド28g(6g)、炒り豆20g(4g)、りんご1/8(4g)

朝食後15分歩いて出勤

昼食: 魚の揚げ出し、クレソン、コロッケ、サラダ(かぶ、キャベツ、サニーレタス、かぼちゃ)、なっとう

昼食後20分散歩

おやつ: ナッツ30gくらい

夕食:  鶏むね肉とまいたけの炒めもの、キャベツとにんじんと油揚げのみそ汁、煮豆、ブロッコリー、トマト、なすとひき肉の炒めもの、切干し大根、食後にクッキー1枚

22時頃にステッパー+ダンベル10分

 

朝食昼食と、パンやごはんを食べない限りは血糖値は低くおさまっています。お昼はちょっと糖質とったほうがいいかなと思ってコロッケとかぼちゃを食べたのですが、全く問題なしです。

 

小腹がすいたので午後にナッツ食べました。カロリーはけっこう高いですが血糖値的には安心でいいです。

 

夜はちょっと調子に乗って食後にクッキーを1枚だけ食べたのですが、しっかり血糖値が上がってしまいました。短い間だけですが150ちょっとまで...。食後で胃に物が入ってれば大丈夫ということはなくて、やっぱり粉物のお菓子は少量でもよくないようです。昨日杏仁豆腐一口は大丈夫だったので糖分というより糖分+デンプンを合わせての糖質の"濃さ"が問題なのかなと思います。

 

糖負荷試験

もう10日ほど勝手に低糖質生活をしてますが、健康診断的にはHbA1cが5.7%とやや高いだけでまだきちんと診断は受けていません。このまま自己診断でやっていくつもりはもちろんなくて、来週金曜日に糖負荷試験を予約しています。

FreeStyleリブレの今使っているセンサーはあと2日で期限切れなのですがセンサーはもう1つ買ってあるので、糖負荷試験の模様を自前センサーでも測ってみようと思っています。

 

初日に普通盛りの麦ごはんだけで血糖値190以上が長時間続いてしまったことを考えると耐糖能異常(75gのブドウ糖を飲んでから2時間後に血糖値140-199)にはなってしまうのではないかと予想しています。2時間血糖で200を超えないといいなと思っています。

検査だけ対策しても現実は変わらないので意味ないのですが、糖尿病と診断がつくとショッキングではあるので前日食事を控えめにしたり走ったりしてしまいそうな気がします。

 

境界型糖尿病 - Wikipedia

境界型糖尿病(きょうかいがたとうにょうびょう)とは、耐糖能検査である75g経口ブドウ糖負荷試験 (75gOGTT) および、空腹時血糖値にて正常型にも糖尿病型にも属さない人々につく診断である。具体的には75gOGTT2時間値が140~199mg/dlとなる耐糖能異常であるIGT (Impaired Glucose Tolerance) と、空腹時血糖値が110~125mg/dlとなる空腹時血糖異常となるIFG (Impaired fasting glycaemia)、および両者の合併であるIFG/IGTの3つのパターンからなる。

(中略)

境界型糖尿病の時期は膵臓のβ細胞を休めることが重要であり、疲弊させるSU薬は効果的でないとされている(同様の理由で高糖質食もよくない)。

しばらく低糖質や運動を続けることで膵臓を休めることができるとよいのですが、数年前暴飲はしてましたが暴食してたわけではないので、この状態って体質か、そうでなければ以前のアルコール性膵炎の後遺症な気がするんですよね...

 

改めてテンション下がりつつ、つづく。

血糖値計測生活 11日め、飲まない飲み会

こんにちは、id:diabetes_mです。FreeStyleリブレを使った血糖値常時計測生活11日めです。

11日目の血糖値変動

11日めの血糖値変動グラフです。赤の縦線は食事(糖質量は概算)、緑の縦線は運動です。

 

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朝食: アーモンド28g(6g)、炒り豆20g(4g)、りんご1/8(4g)

朝食後は特に運動なし、15分歩いて出勤

昼食: ぶり照り焼き、納豆、大根にんじんなますちょっと、サラダ(豆、もやし、かぼちゃ、豆腐)

昼食後20分散歩

夕方ちょっとだけ運動 (ボルダリング)

夕食: 飲まない飲み会、火鍋 (豚肉、羊肉、白菜、ほうれん草、しいたけ、れんこん、かぼちゃ、魚練り物)、締めのラーメン一口、杏仁豆腐一口、ノンアルコールビール (計糖質30gくらい?)

夕食後運動なし

 

米・麦のデンプン質をとらなければ一日ほんとうに平和です。お昼ごはんもで豆をけっこう食べているのでカロリーはそこそことっているのですが、血糖値110-120くらいが長時間つづく感じであまり高いところまで上がりません。低糖質すぎはできるだけ避けたいなとは思ってるのですが、運動する時間がない平日はご飯抜きのほうが正直楽です。

夜は飲み会、というか禁酒中なのでごはん会でした。鍋だと糖質オフにしやすくていいです。かぼちゃとかをちょっとくらい食べるぶんには全く問題ないようです。先日じゃがいもも大丈夫だったので、穀物さえ気をつければよいような気がします。

 

お腹いっぱい食べて糖質が多少入ったノンアルコールビールを食べ、さらに締めの中華麺と杏仁豆腐も欲しくなって一口だけ食べてしまったのですが大丈夫でした。メニュー次第ですが外食をこんな感じで乗り切れるとほっとします。

カロリー的には相当食べてると思うので明日はちょっとダイエットモードにします。

 

つづく。

血糖値計測生活 10日め、チョコは無し

こんにちは、id:diabetes_mです。FreeStyleリブレを使った血糖値常時計測生活10日めです。この日はバレンタインデーでしたがチョコは無しです。ちょっとくらい食べても大丈夫ですけどね。

10日目の血糖値変動

10日めの血糖値変動グラフです。赤の縦線は食事(糖質量は概算)、緑の縦線は運動です。

 

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朝食: アーモンド28g(6g)、炒り豆10g(2g)、りんご1/4(6g)

朝食後駅まで15分徒歩

昼食: サラダ(キャベツ、サニーレタス、もやし)、野菜スープ、大根、まぐろカツ、玄米ごはん2口 (糖質系30gくらい)

昼食後早歩き散歩30分+階段登り21階

夕食: アスパラ、ブロッコリー、トマト、アボカド、小松菜、しめじ、野菜スープ(にんじん、キャベツ、玉ねぎ、コーン)、いわし2尾半、トマトソース、コロッケ1個 (糖質計30gくらい) 

食後ステッパー+ダンベル10分

 

朝はちょっと寝坊してしまって食後運動する時間がなかったのでパンを省略しました。アーモンド、炒り豆、りんごの組み合わせなら特段運動しなくとも大丈夫なようです。普段家から最寄り駅まで15分歩いているので、このパターンなら楽にいけます。アーモンドと大豆で少しタンパク質が増えてしまうのであんまりよくはないかもしれませんが、腹持ちもよくて普通に朝ごはんとしては悪くない気がします。

 

昼は社食。ごはん半分盛りをとったのですが、まぐろカツの衣が意外と分厚くて表示も糖質22gとか書いてあったので少し日和って2口だけ食べて残してしまいました。食後30分強運動、昼休み1時間に食事と運動をおさめて血糖値ピークも高くなかったのでこのペースなら日常生活が成り立ちそうな感じがします。カロリーバランス的にはデンプン質をもうちょっと食べたほうがいい気もしますが、カツの衣でぼちぼち食べてるのでアリかなと思います。なんとなくですが、カロリー源が少し脂質寄りで全体が少なめなら許されるような気がします。

 

夜は自宅で。コロッケ100gを1個食べたので少し気にして10分室内で運動しました。その後も血糖値変動はなだらかです。じゃがいもはGI値が高いらしいですが、体感的にはお米のごはんやパンに比べると全然平気なように感じます。じゃがいもの糖質は100gあたり17gくらいで、お米のごはんの半分弱なので食べた気も出そうです。活用していってみようと思います。

 

運動はもちろんしていかないといけないのですが、あんまり毎日やると疲れてしまうのでほどほどにしていきたいです。今朝は正直疲れが残っているのを感じました。

正直あとで多めに運動して血糖値下げないとと思うと米飯やパンを食べるのがだるくなって来ました...。でも元々ラーメンとそばは好きだったので、そのうちチャレンジしたいです。どれだけ運動すればいいのかわかりませんが会社の近くのジムが都度料金で入れるので食後がっつり1時間くらい運動して一度様子を見てみたいですね。

 

とりあえず社食で勝ちパターンをつかんでからにしようと思います。

 

つづく。